「ransom（ランサム）」は「身代金」を意味する言葉で、「ランサムウェア」とは、 感染した端末を勝手に暗号化して、端末の操作をできなくしたり、ファイルを開け なくした挙句、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するウィルスのことです。

「身代金要求型不正プログラム」とも呼ばれています

ランサムウェアには、次のようなきっかけで感染する場合が多いようです。

スパムメール（迷惑メール）の添付ファイルを開いたら、ランサムウェアが勝手にダウンロードされてしまった。

不正なURLをうっかりクリックしたら、ランサムウェアの拡散サイトにアクセスしてしまった。

ウィルス対策機能を導入してランサムウェア本体を検出するか、または不正プログラ ムの不審な活動を警告・ブロックする方法や、不正サイトへのアクセスをブロックす る方法、添付ファイルのウィルス検出とスパム対策機能を利用して電子メールを介し た不正プログラムの侵入を防ぐ方法などが考えられますが、100％防ぐ手だてがない ため、万が一に備えてデータをバックアップしておくことをおすすめします。

データのバックアップを保存しておくには、主に次のような方法があります。

しかし、上記への保存は、スピーディにデータの出し入れはできますが、データが流出しやすく、PCにつなげたままだと、PCと一緒にランサムウェアの被害を被ってしまう可能性があります。
また、LANを利用したNASの場合も、1台が感染するとネットワーク経由で複数のコンピュータに感染が広がる可能性があります。

そこでおすすめしたいのが、「クラウドストレージサービス」

クラウドストレージサービスとは、GoogleドライブやDropBoxなど、インターネット
上にデータを保存しておけるサービスのことです。
つまり、データをインターネット上の安全な金庫に預けるのと同様なので、ランサム
ウェアの被害やデータの消失といった心配がなくなります。